「ジャパン・フード・セレクション」第100回を記念して受賞企業合同授賞式を開催しました。午後の部にご参加いただいた企業の皆様に、商品開発への想いや受賞の喜びについてお話を伺いました。
・株式会社サンク
・株式会社ビー・フードサービス
・やちや酒造株式会社
(掲載企業は五十音順)
■株式会社サンク
左から株式会社NAMI-RENSA 代表取締役 星野 丈さん、取締役社長 片山 博さん、代表取締役 香藤 紘一さん、合同会社ココカラ 最高経営責任者/CEO 野沢 誠さん
Q商品の特徴やこだわりについて教えてください。
「オマール海老のテルミドール」は、カナダ・プリンスエドワードアイランド産のオマール海老を使用し、バターのコクと生クリームのまろやかさが溶け合う自社製ソースとともに自社工場で加工・冷凍した商品です。創業以来、ホテルやレストラン等、プロの厨房を支えてきた技術を活かし、ご家庭でも気軽に楽しんでいただけるよう商品化しました。特別な日や記念日の食卓を彩る一品として、多くのお客様に親しんでいただいています。
Q商品化のきっかけを教えてください。
弊社は平成3年の創業以来、ホテルやレストランの厨房を支えるお手伝いをさせていただいています。そこで培ったテルミドールの味を、一般の方にも味わっていただきたいという思いから生協様を通じて販売するきっかけをいただき、クリスマスシーズンのみ一般販売するところからスタートしました。徐々にご利用いただいける数は増えていきましたが、それに伴いクリスマス以外のお祝いでも購入したいというお客様からお問合せを頂くことが増えてきました。そこで約15年前にインターネットを通じた販売も開始しました。2022年にはM&Aを実施し、オンライン販売を更に強化しています。
Qジャパン・フード・セレクションに応募した理由を教えてください。
弊社のテルミドールをオンラインで購入頂いたお客様と共に偶然召し上がっていただいた上級フードアナリストの方の目にとまり、協会を通してご推薦をいただいたことがきっかけです。テルミドールといっても弊社には様々なテルミドールがあり、どの商品でエントリーするか悩みましたが、長年培ってきた技術や歴史を象徴する商品として「オマール海老のテルミドール」で挑戦しました。

Q今後の展望についてお聞かせください。
これからもホテルやレストランなどプロの厨房を支え続けるとともに、ご家庭でも本格的な味を楽しんでいただける商品づくりに力を入れていきます。テルミドールをより多くの方に知っていただき、「特別な日のごちそう」の選択肢として広く親しまれる存在を目指していきたいと考えています。
受賞商品
第100回グランプリ受賞
オマール海老のテルミドール
企業プロフィール
株式会社サンクは、静岡県浜松市に本社を置き、ホテルやレストラン、結婚式場などの業務用食品の企画・製造を手掛ける企業です。創業以来、厨房を支える「外付けキッチン」として培った技術とノウハウを活かし、本格的な味わいをご家庭でも楽しめる商品づくりを通じて、特別な日の食卓に新たな価値を提案しています。
https://thank.co.jp/
■株式会社ビー・フードサービス
左からALOHA TACO COM. 店長 小林 昌男さん、代表取締役 渡邉 秀明さん
Q商品の特徴やこだわりについて教えてください。
本商品の最大の特徴は、自家製の和牛100%コンビーフです。和牛のブリスケットを4日間かけて塩漬けし、じっくり加熱調理することで、肉本来の旨味を引き出しています。ザワークラウトやチーズとのバランスにもこだわり、一般的なライ麦パンではなく、さまざまなパンを試した末に、日本の湯種食パンが最も相性が良いと判断しました。ご家庭で温め直すだけでも、焼きたてに近いおいしさをお楽しみいただけます。
Q商品開発のきっかけを教えてください。
肉フェスへの出店をきっかけに、パストラミづくりへ挑戦したことが始まりでした。しかし思うような結果が得られず、試作した肉を活用するためサンドイッチにアレンジしたことが、現在の商品につながりました。レシピや製法は海外の資料も参考にしながら独学で研究を重ね、試行錯誤の末に現在の味へとたどり着きました。

Qジャパン・フード・セレクションに応募した理由を教えてください。
当初はハンバーガーをご推薦いただきましたが、羽田空港店では提供していないため、自信を持っておすすめできる「和牛コンビーフサンド」で応募しました。肉だけを強調するのではなく、パンや具材とのバランスを大切にした、当社ならではの商品として評価していただきたいと考えました。
Q今後の展望についてお聞かせください。
「和牛コンビーフサンド」を唯一無二の商品としてさらにブランド化し、多くの方に知っていただきたいと考えています。今後は販売方法や店舗展開なども検討しながら、この受賞をきっかけにさらなる認知拡大と販路拡大につなげていきたいと思っています。
受賞商品
第100回スペシャリテ部門金賞受賞
自家製和牛コンビーフサンド(ルーベンサンド)
企業プロフィール
株式会社ビー・フードサービスは、飲食店の運営や食品の企画・製造を手掛ける企業です。飲食店の運営および食品の企画・開発を手掛ける企業です。大田区「STEAK HOUSE BUFFALO」羽田空港第2ターミナル「ALOHA TACO COMPANY」などのブランドを展開し、素材の持ち味を生かした料理と独創的なメニューづくりに取り組んでいます。
https://www.buffalo1992.com/
■やちや酒造株式会社
左:代表取締役社長 神谷 昌利さん
Q商品の特徴やこだわりについて教えてください。
本商品は、石川県独自の酒米「石川門」を使用した純米酒です。石川門は栽培が難しく、生産農家も減少していることから「幻の酒米」とも呼ばれています。当社では、杜氏自らが栽培した石川門を使用し、その米で酒造りを行っています。造り手自ら育てた酒米だからこそ、強い思いを込めた一本となっています。
Q味わいの特徴を教えてください。
一般的な酒米である五百万石とは異なり、石川門ならではの独特の旨味が感じられます。すっきりとした旨味とはひと味違う、石川門ならではの個性的な味わいが特徴です。

Q商品づくりで苦労されたことはありますか。
最も苦労するのは麹づくりです。石川門は扱いが難しく、高い技術がなければ良い麹を造ることができません。また、生産量自体が非常に少なく、原料の確保も容易ではありません。石川県独自の酒米を未来へつないでいくためにも、多くの方にその魅力を知っていただきたいと考えています。
Q今後の展望についてお聞かせください。
今後は海外展開をさらに強化し、輸出比率をより高めていきたいと考えています。現在は19か国へ輸出していますが、今後も販路を広げながら、日本酒を世界中の方々に楽しんでいただけるよう取り組んでいきます。
受賞商品
第100回グランプリ受賞
加賀鶴 純米酒「石川門」
企業プロフィール
やちや酒造株式会社は、1583年創業、石川県金沢市に本社を置く老舗酒蔵です。代表銘柄「加賀鶴」をはじめ、石川県産の酒米と良質な水を活かした酒造りを続けています。伝統の技を守りながら、石川県独自の酒米「石川門」を使用した日本酒の醸造や海外市場への展開にも積極的に取り組み、地域の酒文化と日本酒の魅力を国内外へ発信しています。
http://www.yachiya-sake.co.jp/